2025-03-29

自動売買への道 (2025-03-29)

(楽天証券の口座で取引する前提で)デイトレ自動売買を実現するには、Windows / Excel 上で マーケットスピード II RSS(以下、単に RSS と呼びます)を利用することがまずは確実な方法だと考え、Windows / Excel / VBA を使って自動売買のためのマクロを作ってリアルタイムの取引シミュレーションを始めています。

直近の開発状況は [2] にまとめてあります。

シミュレーション 001-20250328

特定銘柄の過去ログ(ティックデータ)を利用して、ティックデータに適用する Parabolic SAR(以降 PSAR と呼びます)について、AF(Acceleration Factor, 加速因数)をどの程度にすると PSAR を利用しやすいかどうか、水準や条件を選んで毎日確認しています。

今回は AF の初期値が 0 の時の振る舞いを確認したくて、いつものようにシミュレーションをせっせと舞わしていました。ところが(初期値が 0 かどうかに関係なく)ひとつの銘柄で、当日分が全敗になってしまったので、詳しく調べていました。

トヨタ自動車 (7203)

銘柄 売買単位(株) 呼び値(円)
7203 100 0.5
# af_init af_step af_max Mar 19 Mar 21 Mar 24 Mar 25 Mar 26 Mar 27 Mar 28 Total
1 0.00000 0.00001 0.00010 2500 950 -3650 -650 -300 -6200 -2150 -9500
2 0.00000 0.00002 0.00020 3600 2550 -3450 250 1300 -4100 -5050 -4900
3 0.00000 0.00003 0.00030 4500 3050 -4750 650 2300 -1400 -3650 700
4 0.00000 0.00004 0.00040 5100 3550 -4150 950 2800 100 -1550 6800
5 0.00000 0.00005 0.00050 5700 4150 -5550 1850 3300 -400 -750 8300
6 0.00000 0.00006 0.00060 5600 3550 -4450 2750 4000 400 -8150 3700
7 0.00000 0.00007 0.00070 6000 4050 -4250 3250 4700 1100 -7350 7500
8 0.00000 0.00008 0.00080 5100 4150 -3250 4250 5400 2400 -5150 12900
9 0.00000 0.00009 0.00090 3500 4350 -2350 4450 5800 2100 -3450 14400
10 0.00000 0.00010 0.00100 4300 4650 -2350 4850 -600 3300 -3050 11100
11 0.00000 0.00011 0.00110 4400 3650 -1650 5150 1600 4000 -2850 14300
12 0.00000 0.00012 0.00120 3500 3050 -1150 5050 2600 1700 -2350 12400
13 0.00000 0.00013 0.00130 3700 2750 -550 4950 2500 1700 -2150 12900
14 0.00000 0.00014 0.00140 3800 2850 -150 5450 3900 1900 -3550 14200
15 0.00000 0.00015 0.00150 4600 3450 -350 5450 3800 2100 -2450 16600
16 0.00000 0.00016 0.00160 3100 2850 -250 5650 4600 2300 -950 17300
17 0.00000 0.00017 0.00170 1900 3550 150 4250 3900 1900 -550 15100
18 0.00000 0.00018 0.00180 2100 3750 650 3450 3100 -300 -2550 10200
19 0.00000 0.00019 0.00190 1000 3450 850 3750 3400 -1500 -2850 8100
20 0.00000 0.00020 0.00200 500 4050 -450 5050 4100 -1500 -3450 8300
21 0.00000 0.00021 0.00210 800 4050 850 5350 4400 0 -2550 12900
22 0.00000 0.00022 0.00220 -400 1750 -350 5750 4500 800 -3750 8300
23 0.00000 0.00023 0.00230 -200 2150 -1250 4550 5000 500 -2850 7900
24 0.00000 0.00024 0.00240 0 1150 -1250 4750 3500 -1000 -4750 2400
25 0.00000 0.00025 0.00250 1300 2050 -2450 4050 4300 -100 -5050 4100
26 0.00000 0.00026 0.00260 1100 2150 -3450 4150 4500 -4800 -3950 -300
27 0.00000 0.00027 0.00270 1200 2750 -3450 4250 4500 -4300 -3750 1200
28 0.00000 0.00028 0.00280 1600 2250 -3450 3950 1700 -4100 -3250 -1300
29 0.00000 0.00029 0.00290 2300 2650 -2950 3750 2000 -900 -2550 4300
30 0.00000 0.00030 0.00300 500 2050 -2950 2050 300 -1500 -750 -300

ある AF の条件のチャートは以下のようになっています。

 

それほど変わった値動きのようには見えませんが、あいにく Parabolic SAR のドテン売買では収益が得られていません。じっとトレンド転換のタイミングを眺めていると、勿体ないなあと感じる部分がありました。

前場で寄った後、大抵の場合はしばらく値動きが大きいことが多く、この日の値動きでもそうなっています。Parabolic SAR のアルゴリズムの想定より早く実際の値動きのトレンドが変わって(戻って)しまうことがしばしばあります。

値動きが大きな場面でうまく追従できれば収益が望めます。Parabolic SAR の感度を上げればある程度追従できるようになりますが、値動きが大きいときにありがちな急騰急落の尖ったノイズにも弱くなります。

この Parabolic SAR の弱点は薄々感じていましたが、シミュレーションができるようになった今、アルゴリズムを少し修正してでも評価をしてみる必要性を強く感じるようになりました。

下図のように、Parabolic SAR のトレンド反転後、想定よりずっと早く元のトレンドに戻ってしまった場合の対応を加えてみます。

しきい値による損切評価ができていませんが、ちょっと試した限りでは、損切のタイミングはしきい値だけでは効果的ではなく、想定外の理由でとんでもない含み損がでてしまった場合ぐらいにしか利用価値がなさそうです。それよりもアルゴリズム改良の優先順位を上げます。

参考サイト

  1. マーケットスピード II RSS | 楽天証券のトレーディングツール
  2. 私の株日記: 自動売買への道 (2025-03-20)
  3. 私の株日記: 自動売買への道 (2025-03-21)
  4. 私の株日記: 自動売買への道 (2025-03-22)
  5. 私の株日記: 自動売買への道 (2025-03-24)
  6. 私の株日記: 自動売買への道 (2025-03-25)
  7. 私の株日記: 自動売買への道 (2025-03-26)
  8. 私の株日記: 自動売買への道 (2025-03-27)
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