(楽天証券の口座で取引する前提で)デイトレ自動売買を実現するには、Windows / Excel 上で マーケットスピード II RSS を利用することがまずは確実な方法だと考えました。そこで、Windows / Excel / VBA で自動売買のためのマクロを作ってリアルタイムの取引シミュレーションを始めており、Python で検証をしています。
現在の開発状況を更新しました。
フェーズ | 開 始 | 状 況 | 目 的 | 成 果 |
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Phase 1 | 2024-12-10 | 終了 | 実現可能性 (feasibility) |
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Phase 2 | 2024-12-16 | 終了 | マクロ再構成 |
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Phase 3 | 2024-12-31 | 取りやめ | 実装 |
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Phase 4 | 2025-03-09 | 開発中 | 評価・実装 |
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Phase 5 | 2025-05-17 | 開発中 | 再評価・再実装 |
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Phase 6 | 2025-06-?? | 未着手 | 本運用 |
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プログラムで売買判断をさせるメインの手法は、ティックデータに適用できるようにした Parabolic SAR です [3]。
しかし単純に Parabolic SAR を適用するだけでは稼げないので、工夫を加えながら実用に耐えうるアルゴリズムに仕上げようとシミュレーションに励んでいる毎日です。
日々のアイデアを整理するために、時々ブログ記事にまとめています。
アプリの作り直し ~ GUI の大枠が固まる
前回の記事 [4] で、VBA による自動売買の実現から方針を変更して、マーケットスピード2から Excel のワークシート上に流し込まれる株価データを、Python の xlwings パッケージを利用して Python 側に読み込んで好きなように加工することにしました。情報の流れを下記に整理しました。
情報の流れが双方向にはなっていますが、現在のところは株価データを読み込んでいるだけなので実質的に右側への一方向です。
とりあえずは、複数銘柄の株価をリアルタイムで取得できるかを確認したいので、まずは 3 銘柄固定で確認しようと GUI を作りました。右側にある 買建 、 売建 および 返 済 のボタンは、マニュアル操作で売買できるようにするためのもので、現時点では売買機能は実装されていません。
振り返れば、当初はこんな GUI を用意して、まずはマニュアル操作でデイトレを始めたいと思っていました。ずいぶん遠回りと損失を重ねてしまいましたが、ようやく出発点にたどり着けたといったところでしょうか。
現在、VBA で作った株価収集アプリが稼働していますので、今週は新しいアプリにデータをレビュー用に読み込める機能を追加していました。これは debug モードとして、Windows 上だけでなく、Linux 上でも動作できるようにしています。メインの開発環境が Linux なので、Linux 上でも動作する方が扱い易いのです。
当面のタスクは Parabolic SAR とリアルタイム・データの収集機能(保存機能)を実装して、現行の VBA アプリと置き換えることです。
参考サイト
- マーケットスピード II RSS | 楽天証券のトレーディングツール
- マーケットスピード II RSS 関数マニュアル
- 私の株日記: Realtime Parabolic SAR
- 私の株日記: 自動売買への道 (2025-05-19)
- xlwings Documentation
- Qt for Python


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